暇なら旅に出よう

旅とか日々感じたことを。

重慶大厦の監獄に収監される俺。ブルース・リーを見たかった香港の蒸し暑い夜。

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どうもこんにちは。

香港に着いてから1時間でパスポートと財布を落とした旅人です。

 

そんなこんなでいきなり大波乱の幕開けでしたが、気を取り直して中国編を書いていこうと思います。

無事にバックを回収したあとは、予約していたホテルに向かいます。

場所は、かの有名な重慶マンション。

香港の中心部にある有名な通り「ネイザンロード」、その通りに面して建っているのが重慶マンションです。

簡単に言うとかなり大きい雑居ビルで、色んなお店が入ってる。

安宿、コンビニ、服屋、ボクシングジムなんてのもある。

中に入ると、怪しいインド人が行き来している。

名前だけを頼りにホテルを探すと、エレベーターの前に看板をみつける。

どうやら8階らしい。

ボロボロのエレベーターにインド人と乗り込むと、ゴウンゴウンと大きな音を立てながら上がっていく。

なんとか途中で壊れずに8階まで来れた。

エレベーターの扉が開いて廊下にでると、真ん中に中庭の吹き抜けがあり、四角いフロアが見渡せる。

吹き抜けの下を除くと、汚い室外機が50台は動いている。

今にもネズミがでそうな雰囲気だ。

今晩泊まるホテルをみつけると、扉に頑丈な鉄格子がつけられている。

ピンポンを押すと、おばちゃんが鉄格子を開けて部屋まで案内してくれる。

しかし、部屋の扉を開けて俺は唖然とした。

俺が予約したのはダブルベッドの部屋だったが、そこにあったのは、3畳ほどのスペースに無理やりねじ込んだであろう、中学生が寝るような小さい二段ベッド。

そして、1畳だけのスペースにこれまた無理やりねじ込まれたシャワールームとトイレ。

「俺は刑務所に収監されたのか?」本気でそう思った。

この内容で一泊5000円である。

人生で最も間違った金の使い方だろう。

 

ずっと部屋にいると気が狂いそうになるので、外を散歩することに。

俺が今回、香港にきた目的とも言える「ブルース・リー銅像」を見にパールハーバーに行ったが、なんと工事中で見れない。

「俺は香港に呪われているのだろうか?」

百万ドルの夜景を一人で見ながらそんなことを思う夜だった。

 

気を取り直して、スターフェリーに乗って向こう岸に行くことに。

反対側に着くと、2階建ての路面電車「トラム」が走っている。

乗ってみるとこれが意外と楽しい。

大都会のビル群をすり抜けるように走っていくトラムの2階に乗ると、アニメ映画の「AKIRA」にでてくる近未来都市に来たかのような錯覚に陥る。

香港の街並みは、発展しているところと衰退しているところが良い具合に混じっていて、決して日本にはない景色を見ることができた。

時代は違うが、深夜特急の著者として有名な沢木耕太郎が香港を絶賛していたのも頷ける。

この街には常にカオスなパワーで溢れている。

きっと30年前はもっと混沌とした街だったのだろう。

帰りのスターフェリーで心地良い夜風を浴びながら、そんなことを考えた。

 

帰りに九龍公園に行ってみた。

ここは昔、九龍城塞という巨大スラムがあったが、24年前に取り壊され、この公園ができた。

スラムがあった頃の写真は、廃墟好きにはたまらない魅力があった。

しかし今はもうない。

世の中の古い建物は、これからどんどん無くなっていくだろう。

行きたい場所には、早めに行っておこう。

改めてそう思った。

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