暇なら旅に出よう

旅とか日々感じたことを。

タイの全国民が集まるバンコクの公園 プミポン国王はみんなに慕われていた

IMG_3006

私がタイのバンコクに着く2か月前、タイのプミポン国王が亡くなられました。
国王が亡くなられて、タイの治安が悪化しているとネットで見て、正直タイに行くか迷ったけど、国王が亡くなった直後の国はどのように変化し、国民は何を想って生活をしているのか知りたくてタイに来た次第だ。
噂では、タイ国民が全員喪服を着て生活をしているらしい。
それもこの目で実際に確かめたかったのだ。

私は最初、マレーシアから陸路でタイに入国したのだが、タイ南部の街ハートヤイで一泊した時は、喪服を着ている人はおろか悲しみムードなど微塵も感じられなかった。
どういう事だろうと初めは混乱したが、バンコクに着いてから俺はとても驚かされた。

タイの首都バンコクでは、ハートヤイと打って変わって街を歩く国民の9割が全員喪服を着ていたのだ。
しかし表情は特別暗い訳ではない。
みんな楽しく笑顔でお喋りをしている。
私は外国人だが、黒い服を持ち合わせていなかったので凄く気まずい。
私は人生で初めてバンコクに訪れたので、元々の雰囲気はわからないが、そんなに深刻といった印象は受けなかった。
しかし、宿で出会ったバンコクには何回も来ているという日本人の方に話を聞いてみると、やはりいつものバンコクとは違うらしい。
その方に、王宮の近くの大きな公園で追悼式のようなものをやっていると聞き、早速行ってみた。

公園に向かっていると、徐々に道に喪服を着ている人達が増えてくる。
いざ公園に着くと、なんと入り口に空港の入国検査さながらの持ち物検査をやっている。
ちゃんと、人が金属を持って通るとピコーンと鳴る、探知器もある。
最初は現地の人しか入れないかと思い公園に入るのをためらったが、よく見てみると明らかに旅行者の白人が公園の中をズカズカと歩いているので私も意を決して入ってみる事にした。
検査では結構細かくチェックされて、どうやら外国人が入るにはパスポートが必要らしい。
自分のパスポートを検査官に見せると、日本人だという事を理解し、「こんにちわ!ありがとう!」と元気に言ってくる。
こういう場でも日本人というだけで快く迎えいれてくれる、私は日本人である事を誇りに思った。

公園に中に入るとまた驚かされた。
中にはズラーっとテントが並んでおり、その下で炊き出しをしている。
そのテントに喪服を着た方達が行列を作って並んでいる。
中には一度もらったご飯を食べながら行列に並んでいる人もいた。
さらに公園を進むと炊き出しのテントだけではなく、水を配るテント、マッサージをしてくれるテント、医者が診察をしてくれるテントなんてのもある。
しかもこれらは全て無料なのだから驚きだ。
試しに外国人である私も行列に並んでみた所、しっかりご飯を頂けた。

タイ政府はなぜこんな事をしているのか気になって調べた所、どうやらこの公園には亡き国王にお祈りをしに、タイ全土から国民が集まっているのだ。
しかし田舎の方に住んでいる人は貧乏な人もいるので、こうして色々なものを無償で提供しているらしい。
聞けば無料の宿泊施設もあるらしい。
こういう心遣いが当たり前のようにできる国王だったから、ここまで国民に慕われているのだなあと感じた。
タイは自分が思っているより、何倍も懐の深い国なのだと知り驚嘆した。
私はどうかこのまま優しい国であって下さいと心の中で祈った。

私はタイにもバンコクにも来たのは初めてだったが、この時期に来れて本当に良かった。
とても貴重な経験をすることが出来たし、タイという国を少しだけ理解できた気がする。
それでは。

次の記事はこちら↓

himatabi1.hatenablog.com