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差別主義者が大嫌いな俺がいつの間にか差別をしていた話

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俺は今まで、自分が人種差別の対象になるとは思っていなかった。
何故なら、日本のメディアで取り上げれていたのはいつも黒人差別で、アジア人が差別されるとは考えもしなかった。
しかしそんな考えは、一度海外に出るとあっという間に覆された。
私は今回の旅が初めての海外で、東南アジアに三か月だけしかいなかったが、アジア人差別を何度か受けた。
例えば、ゲストハウスで一人の白人と俺がロビーで話していると、もう一人の白人がやってきて輪の中に入ってくる。
しかしその白人は俺の問いかけや質問を完全に無視。
もう一人の白人とだけ楽しくお喋りをしているのである。
そして極めつけにこんなことを言ってくる、「アジア人は会話に入って来るな」と。
俺は意味がわからなかった。
この白人は、アジアの国にあるゲストハウスでアジア人を差別している。
俺は怒りを通り越してあきれてしまった。
アジアの国に来てアジア人を差別し会話をしない、なんて勿体ないことをこの白人はしているんだろうと思った。

さて、ここからが本題である。
海外で旅をしているとこんな事は日常茶飯事なので、いちいち気にするのはバカらしいと思うのだが、どうも俺はそうはいかなかった。
こういった差別を受けて以降というもの、バスや電車などで同じ空間に白人がいるだけでイラついてくる。
その白人から差別を受けた訳でもないのにだ。
次第にそれはエスカレートし、街で白人とすれ違うだけで強い不快感を覚えていた。
俺に差別の心が生まれた瞬間だった。

差別主義者は自分の行動を差別とは思っていない、というのはあながち間違っていないのかもしれない。
しかもそれが自分の行動で分かってしまう、とても恥ずべき瞬間だった。
自分も差別はしてはいけない事だと頭では理解しているのだが、心がそれを拒絶している状態だった。
私は差別が生まれる理由が少しだけ分かった気がした。

もちろん今の世の中、差別をする人は本当に極少数だと思うが、誰かが誰かを差別する限り差別は無くならないと思う。
日本にもネットで韓国人や中国人を国籍だけで差別する人がいるが、それは本当に愚かな行為だと思う。
日本にも韓国にも中国にも良いやつもいるし悪いやつもいる。
大事なのは国籍や人種ではなく、個人なのである。
それを自分を含め世界中の人が認識すべきだと思った。

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